さて、週の真ん中水曜日は玄耕庵のコラムでひとつご機嫌伺いを。今週のお題は「春」or「出発」、なかなか難しい・・・。みなさん力作コラムで気も引ける、と。
しかしまぁ相変わらずの素楽節で、のんべんだらりと参ります。そんな急にうまいこと書けへんし。多分ずっとやろけどw。
春といえばやはり桜。梅の頃は「桜もいいけど、やっぱ可憐な梅がいいよね~」なんてノタマイながら、いざ桜が咲けば「やっぱ桜やわ~テンションあがるわ~」なんて赤ら顔で言っちゃうわけです。
桜といえば日本を代表する「花」。今日は私と「花」の話なんぞ。
昔沖縄に出奔した私、現在あの民主党のセンセイとしてご活躍中の
喜名昌吉氏のライブハウスに行き名曲「
花~すべての人の心に花を~」を堪能。営業終了後、バンドメンバーに誘われ階上の氏の経営するバーへ。抜群の腕前でガンガンに玉を突く喜名氏に「一緒にやるさ~」と誘われるも、次の日から野口英昭怪死事件の舞台となった例のカプセルホテルやウィークリーマンションで延々と寝倒すほど鬱々な私、お断りして話も進まず。残念な夜ではありました。
喜名氏は内地のことを「ヤマト」と言い、その表現活動や発言が沖縄の独自性をアピールする立場にあり、他のタレント議員とはまた少し毛色が違うのかな?とも思うのですが、「ヤマト」が琉球にプレッシャーを与えてきたように、その昔琉球は八重山の島々にプレッシャーを与えてきました。
歴史上、どこにでもある話ではあります。
国や地域の問題でなくても、大企業が中小企業を、中小企業が零細企業を、男達が女達を、「健常」者が「障害」者を、大人達が子供達を・・・。
強い者が弱い者をいじめる。その尊厳を生存権を、簡単に奪う。
人間界の頑固な方程式。動物界の欲求には限界がありますが、人間界に欲望の限界はありません。少しでも、隣よりは、あいつよりは・・・。
「共産主義」は人間の本性を軽く見ていたのか壮大な実験は失敗に終わり、「第三の道」なんて言葉もどんどん疲弊してきました。今元気で声高に叫ばれるのは、人間界の方程式をより加速させる「新自由主義」のみ。それと「萌え~」w。
何度も何度もおんなじこと言って自分でイヤになるけど、こっから「出発」するしかないんですね。
と一応ネオリベ並みの力まかせで「春」「出発」にオチつけて、おあとよろしくない?そらすんまへん。
最後に拙い一句でメンドーな憂世をリフレッシュ。
陽のあたるホームで君待つ花吹雪 (素楽)
オマケ。「出発」にあたっての希望の歌。
「ハーダー・ゼイ・カム」 ジミー・クリフ
俺が死んでも、あの空の上には
楽しいことがきっとある、と人は言う
だけど生まれた日から死ぬまでの間
誰も俺たちの悲痛な希いを聞いた奴はいないのさ
だから、あの太陽が輝いてる限り俺は自分の分け前を手に入れるんだ
奴らがきびしく圧迫すればするほど
最後に倒れるのは結局奴らなのさ
そう、きびしく圧迫すればするほど奴ら、
いつかは全員そろって倒れて行くのさ