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100万回生きたねこ――日替わりコラム(月曜日:華氏451度)
月曜担当、つまり毎週前座を務めさせていただきまする華氏451度です。個々に代打も頼んでいこうということになって有り難い話ですが、何せスタートが遅れたものですから、2度目にして代打に登場していただくのはまずいかも。急に頼んでも頼んだ相手に叱られるだろうし……今週は、ま、私が書かせていただくということで。1番バッターは、当然ですが他の方の記事を読めません。後で鬼が出ようと蛇が出ようと、全く気にしなくていいのが嬉しい点。今週もまた恥も外聞もなく、「だんだんよくなる法華の太鼓」とすました顔でまいりましょう。

さて、今週のお題は「愛」。定義の難しい概念だし、考え始めたらキリがない。どんどん脇道に逸れていきそうなので、今回は子供の本の話でもしてお茶を濁すことに……。

 取り上げるのは『100万回生きたねこ』(作・絵とも佐野洋子)。非常に有名な絵本で、海外でも翻訳出版されている。したがって読まれた人は多いと思うが、一応、簡単に粗筋だけ紹介すると――
 強くてリッパな1匹の牡猫がいた。この猫は100万回死に、100万回生き返って、100万回の人生、ではない、猫生を生きてきた。王様に飼われたこともあり、ひとりぼっちのおばあさんに飼われたこともあり、泥棒に飼われたこともあり……それこそありとあらゆる類の人と共に生きてきたのだが、彼は飼い主(共生者)のいずれもが大嫌いだったし、飼い主との生活も大嫌いだったからである。猫が死ぬたびに飼い主は泣き悲しむが、猫は悲しくなんかない。「しぬのなんか、へいき」だったからである。
 100万回目に生き返った時、このニヒリストの猫はノラ猫になっていた。彼は初めて、「だれのものでもない猫」になったのである。そのノラ生活の中で大勢の牝猫に言い寄られる(という表現はしていないが……)が、彼は鼻もひっかけない。誰よりも、自分が好きだったからである。だが、ある時、彼は1匹の白い牝猫に恋をした。おずおずと近寄り、そばにいてもいい?と聞き、……共に暮らすようになる。
 やがてたくさんの可愛い仔猫が生まれ、彼は「白ねことこねこたちを、自分よりも好きなぐらい」になった。そんな暮らしの中で、彼は初めて、「(白猫と一緒に)いつまでも生きていたい」と思うようになった。しかし、彼も白猫も年をとっていき、ある日、白猫は彼の隣で静かに息をひきとる。この時、「ねこは、はじめてなきました」。白猫の亡骸を抱いて何日も何日も、100万回も泣き、泣きやんだ時には彼も動かなくなっていた。
 そして――彼は「もう、けっして生き返りませんでした」という言葉で絵本は終わっている。
 私は絵本評論家でも心理学者でも何でもないので、この絵本について解説・評論したり、飼い主、ノラ、仔猫、生きる、死ぬ、生き返る、等々が意味するところはこうである、などと語るつもりは毛頭ない。そんなものは、読んだ人それぞれが考えればよい。ふてくされながら100万回生き返らねばならなかった猫の姿に、中島みゆきの歌にある「100年しても 私は死ねない」という一節を重ね合わせる人もいるかも知れない。
 
 かいつまんで言えば、これは「何度生き返っても自分が置かれている場所が嫌いで、共生者も嫌いで、生きていることなどつまらないと思っていた主人公が、最後に愛する対象を得て、永遠に生きていたいと切望するようになった」という話である。だが、そうなった時、主人公は心引き裂かれるような「別離」を経験せざるを得なかった――。
 暗い話のようだが、私はこの絵本の中に、「愛」を考える上でのヒントのひとつがあるように思う。愛する対象を持たず、あるいは他者を愛することを拒否している場合、私達は多くの心の震えから無縁になる。喜ぶこと、泣くことと無縁になる。
 誰かを、あるいは何かを愛した時、我々はそれを永遠に失いたくないと思う。時よ止まれ、と叫んでしまう。しかし、我々には「永遠という時間」は与えられていない。「さよならだけが人生さ」ではないけれども、必ず別離の時が訪れる。どれほど熱烈な恋も破れ、破れなかったとしてもやがて死によって隔てられる。親子、友人の間でも必ず別れはある(愛する対象が人間でなく、たとえば動物や植物であったり、山や川であったり、1枚の絵などであっても同じことだ)。
 だからこそ、我々は明日来るかも知れない「別れ」に怯えながら、「今という時」を透明な宝物のように抱きしめるのだ。たとえば「一期一会」という言葉にも、そういうニュアンスが含まれているのかも知れない。

唐突な付け足し/愛するというのは自分が(それこそ自己責任で。自己責任という言葉は、こういう場合に使う)選ぶ「心のふるまい」である。はたから命ずることも、禁ずることもできない。だから、教育で「国を愛する心」を植え付けようなどというのは根本的におかしなことなのだ。


……お粗末でした。中身の濃い話は、明日以降に(と、ひとさまに投げてしまう)。来週のお題は私が決めてよいらしい。わ~い、「愛」の提案者が書きにくそうなもの出そうっと(何と意地悪な)。

〈追記〉なるべく参加ブロガーの方々にTBを送りたいと思っていますが、50近いTB打っていると途中でメゲ気味になります。「うちには届かないぞ~」という方、すみません。忘れてるわけじゃないのです。送る順序は変えてるので、いつも届かないということはないと思います……。あ、それから、ブログによってたまに入りなくかったり、入らない時もあります……。
 
by uts_home | 2006-04-17 02:24 | コラム
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