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失われていく「情景」の中で ---- by 【Les Chemins De La Liberte'】 kikyo
故郷が遠くにあるということは、
時に幸福なのではないかと思う時がある。

幼少の頃の記憶はいつまでも、或の頃のままで、美しい風景とともに心の中に残り、生き続けるのだから。

何年振りかに帰郷する度に、その思いは深まっていく。
かつて住んでいた街を歩くほど、「懐かしい」気持ちは減り続け、或る痛みとともにその情景を修正せざるを得ないのは、哀しい。

其処に住む人々の生活に直結した環境は破壊され、殺され続け、その速度の早さ故に、何十年も経った末に気付くのがやっとである。これが私の住んでいた町なのか、と。

「発展」とは名ばかりの無機質な全国均一の都市化現象。さらには、己ら自身が破壊し尽くした地上に「ニセモノ」の自然を造り出し、無意味なオブジェを乱立させ、鬱陶しい「郷愁」を強要する全国均一の観光地化現象。
観光する側は、すぐ傍に実存する絶滅寸前の「野生」「自然」には眼もくれず、表面だけ「キレイ」になぞっただけの虚飾の「伝統」にアイデンティティを求め、束の間の癒しを得てのち、外国産の土産とともに帰途につく。




幼い頃。近所の友達と陽の暮れるまで遊んだ空き地や小川、「秘密基地」は、いつ失われたか。「隠れんぼ」に恰好の場所だった路地裏や空き地の大木が消え、全国どこにでもある有名チェーン店が、いつ陣取っいったのか。飼っていた動物の亡き骸を埋めた誰も知るはずのない場所が、コンクリートで塗り固められた駐車場に、いつ変わったのか。

或る日ふと、自分の住んでいる場所を振り返ったとしよう。
果たして、今迄の記憶と結びつく環境がどれだけ残っているだろう。その場所で生きてきた「証し」がどれだけ数えられるだろう。

こんな経験はないだろうか。
普段自動車を運転し、通勤や通学で同じ場所を毎日のように通っていたとする。それも何年もの間、繰り返していたとする。そして或る日、事情があって徒歩なり、自転車なりで同じ道を通ったとしよう。廻りの風景が見慣れないものに感じ、あると思っていたモノが無くなり、何も無かったと思っていた場所に、見知らぬモノが堂々とそびえ立っていたことに気付く。

昔遊んだ小さな公園は、マンションの駐車場へと変わり、学校帰りに駄菓子を買った古い店は、コンビニチェーンへと変貌している。毎日通い、手に取るように見知っていたはずの、生活空間が全く別の場所のように感じてしまうのではないか。

自動車と徒歩とのスピードの差は、
「時の流れ」にも比することができるだろう。

社会の変化に追いつくためにひたすら走り続け、大切なものが失われていくことに気付く余裕すら持てない。前へ前へと進むこと、加速することに必死なあまり、記憶は薄れ、想い出さえも失われていく。

今の子どもたちが育って大人になった時に、果たして「故郷」はどう見えるだろう。恐らく、どこの町とも変わり映えの無い「どこにでもある風景」が延々と拡がっているだけではないだろうか。

あれだけあった小川も、森も、水鳥も、昆虫も、そして景観も、無残に失われている。狭い路地や原っぱで遊ぶ子どもたちの笑い声も消え、建ち並ぶビル郡の翳が、生活空間を蔽い尽くしている。至るところに監視カメラが設置され、大人たちは極限られた生活空間の中で、不審者の影に怯え、身を震わせている子どもを守るために、闇へと眼を光らせる。自然の中で大らかに成長させていきたいと願った子どもたちの非情なる「日常」を眼前にして愕然とし、大きな溜め息とともに位置情報を発信する携帯電話を括りつける。かつては愛した自然/日常こそが、今は最大の「恐怖」であるが如くに。


……そんなことは仕方が無い。
生活がより便利になるのなら、多少のリスクは負うべきだ。
環境は変わり続け、人間も変わり続ける。

勿論、そうだろう。
だが……、変わり続けていることにも気付かず、易々と流された先に待ち受けているモノこそ真の「恐怖」である。


現代、新しく創造するものより何倍もの速さで我々は「何か」を失っていく。そして、或るものは過分な虚飾を施され「伝統」という新たな名を付けられて、不気味な姿を忽然と現す。

得てして、それらは「国家」「ニッポン」を身にまとい、我々の心象風景さえも侵食し陵辱していくのである。
「美しい故郷の自然」は、「守るべきニッポンの地」へと変貌し、
「懐かしい故郷のうた」は、「誇るべきニッポンの歌」へと変移し、
「愛する故郷の人々」は、「愛すべきニッポン国民」へと変質していく。

愛しい「情景」さえも、甘ったるく卑しい「ニセモノ」に変幻しつつあるという現実。そして、或の侵略戦争がもたらした未曾有の惨禍や戦争犯罪人さえ「美しく」「尊い」モノとして幻惑されていく人間が多数存在するという事実。あたかも我々が延々と「共有」していたかの如き、ニッポンの実体無き形骸「伝統」の垂れ流し。個々人の「郷愁」を、ニッポン古来の「伝統」へと差し替えていくという詐術。

「愛国心」までは、ほんの一歩である。


嘗て、仏文学者の桑原武夫は、作家阿部知二の言葉を引いてこう綴った。
「(阿部は)日本の伝統とは“ただ静黙無我の境に入っての鑑賞の対象としての伝統、感傷的な郷愁としてのそれは、すでに亡くなった父母の写真のようなものだ”と言った。外から押し寄せる様々な力に対して、正面からこれに抵抗する自信と力のない、その心のやるせなさからのノスタルジアのような、悲しい響きをもっていることは認めねばならない」と。


失われていく「情景」の中で、やるせなきノスタルジアに浸っている合間に忍び込んでくるものとは何か。
敗戦から61年。この国の現在の有り様が、何よりもそれを雄弁に物語っている。
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by uts_home | 2006-08-07 16:21 | コラム
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