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「幻想の大儀」に導かれし者……by 【Les Chemins De La Liberte'】 kikyo
以下の記事を読み、飲みかけていた珈琲を思わず吹き出すところだった。

石原知事が「硫黄島」をバッサリ

石原慎太郎都知事(74)が製作総指揮した映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(新城卓監督、5月12日公開)の完成を記念した「成功させる会」が2日、都内で行われた。特攻隊として散った若者たちを描く群像劇。石原氏は各方面で高評価を得たクリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」を引き合いに「ライバルになると思って見たけど、あの映画よりずっとマシだね」。さらに「米軍の焦燥感もなく、島のどこで戦っているのか分からなかった」とバッサリ切り捨てた。自作については「美しく悲しく、そして無残だった青春の姿は現代に響くものがあるはず」と訴えた。(後略)
 【日刊スポーツ 2007.3.3】


身の程も弁えず、人間とはかくも尊大になれるものかと逆に「感心」した。
こんな卑しい男と、言語を共有する同じ「民族」に含まれること自体が、私にとっては恥である。

此の映画が公開される頃、石原慎太郎が東京都知事に居座り続けているか否かは「神のみぞ知る」だが、「非常勤知事として週2、3日しか登庁しない」という税金泥棒が「公用車」を使ってまで撮影所に通って入れ揚げたシロモノが如何ほどの「評価」を得るのか、お手並み拝見というところだ。





『硫黄島からの手紙』を「バッサリ切り捨てた」という三流文筆家の批評「米軍の焦燥感(が無い)」とは、「誇るべき」ニッポン軍が硫黄島の戦いに於いて如何に智力を尽くして米軍を翻弄したかという、到底望むべくもない米国側の「畏怖」を指し示している。

「太平洋戦争後期の島嶼での戦闘において、アメリカ軍地上部隊の損害が日本軍の損害を上回った唯一の事例(Wikipedia)」であり、対米戦争に於いては「真珠湾奇襲」以外に然したる「戦果」の無い「大日本帝国」末期の徒花なのだが、クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島』二部作公開以降、尻馬に乗った節操無き国粋/保守主義者どもが「智略」に長けた「皇軍」を賛美する自省無き「戦記」を量産した愚考と同じく、「優れた敵国に対する畏敬の念が描かれていない」と、石原は憤慨する。だが、所詮は「敗残者」としての劣等感の裏返しであり、薄汚い自尊に起因する恨み言に過ぎない。

往時に於いては、ニッポン人の中国や朝鮮に対する蔑視と同じく、大方の米国人にとって此の国などレイシズムの対象でしかなかったのであるから、積年のルサンチマンの発露などは鬱陶しい自慰行為でしかなく、己らの「民族」の優秀性を人殺しの「才」によってのみ謳うという非人間性的優越感は、ファシスト石原に代表される軍国主義者どもの鬱屈した本質を吐露するものでしかない。

人間のみならず地球上のあらゆる生態圏を破壊をすることにかけては「別格」となる米国に比して、局地的な戦闘に於ける人殺しの「成果」を幾ら自画自賛しようとも、「玉砕」必至の絶望的状況で自暴自棄となり、狂気のままに自滅した天皇制国家主義の「愚かさ」を却って強調するものでしかなく、ましてやニッポンの「専売特許」として今尚喧伝する「特攻精神」などは負け犬の遠吠え以外の何ものでもない。

さらには「今、世界で起きている自爆テロと特攻隊は、全く理想の違うものだと知ってほしい」という石原による噴飯モノの対比も、己の死と引き換えに目的を達成する意味合いに於いては同等であり、自国民の死を前提とする体当たり攻撃を「戦法」として取り入れた国家の狂気を表出する例として、「特攻隊」はより悪質であろう。


「美しく悲しく、そして無残だった青春の姿」を、儚く散っていった特攻隊員に視よ、と単に「無残」な醜態だけを晒し続けている石原慎太郎は口角泡を飛ばすのだが、自国の鬼畜どもによって虐殺されたに等しい「特攻隊員」に対して、無雑作極まりない「美」の観念を投入する凡庸なる才能では、イーストウッドが『父親たちの星条旗』に於いて徹底的に批判した米国流ヒロイズムの愚劣さも、『硫黄島からの手紙』で描き切った此の世の地獄とも云うべき戦場の無常観も、石原の自称「反戦映画」では「美しいヒーロー」が戦争で死ぬことの「意味づけ」と、「美しい祖国」の「神聖化」のみが絢爛豪華に施され、戦争の本質などは一切描かれてはいないだろう。

現在で云えば米国の請け売りに過ぎぬ「正義」「自由」、先の侵略戦争で云えば「天皇」「国家」……そして「利用」され続ける憐れな「故郷」「家族」を、戦場で犬死するための「大義」とするのは、プロパガンダとして常套であり、石原が製作総指揮した映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』中に溢れかえっていることは企画意図等を読めば明らかである。戦中の杜撰なるイデオロギーへの回帰を渇望し、手前勝手な「平和ボケの危機」を連呼している一部の頓馬な連中のみには恰好の「教材」となろうが、石原の云う「現代に響く」何かがあるとは到底思えない。

特攻隊員を偶像として扱う限り、「戦争」の本質に迫ることなど出来はしない。

例えば「志願」したという特攻隊員は、「国のため」「天皇のため」「家族のため」に死ぬことを、本当に自ら「選択」したのだろうか。決してそうではあるまい。実際は精神的/物理的に追い込まれた末の記録上の「志願」に過ぎず、特攻隊員の多くは、己の死が例え「無意味」であると解っていながらも、「無意味」に死ぬことへの絶望感に耐え切れず、国家や家族という「何ものかに」すがり付くことで、自らの死に悲愴極まりない「意味」を与えたのだ。

鬼畜どもが用意した甘ったるく空虚な観念形態への不信を強めながらも、偽装の大義を身にまとわなければ「死ぬこと」が出来ない、というのも悲惨な話しである。それを易々と「彼ら特攻隊員は、立派に国や家族のために死んでいった」と呑気にほざく輩は、己の罪過を隠蔽し、其の腐り切った身を「守る」ことには長けた戦争犯罪者と同じく、羞恥心無きエゴイストである。


虚構の大義のもとに戦って死んだ人間が「守れた」ものなど何も無い。
戦争末期には、神国ニッポンの地で「守られている」はずの女性や子ども、老人たちは、無差別爆撃によって延々と殺され続けた。唯一「守られた」のは全ての元凶となる「国体」のみであり、戦争犯罪者どもが天皇の延命工作に奔走する間に、沖縄は壊滅し、広島と長崎に原爆が投下され、「守る側」も「守られる側」も大量殺戮の犠牲となっていった。

極論を述べれば、戦争で殺された人々が我々に遺したものとは、一切は「無意味」である……ということではないのか。
そして「無意味である」という捉え直しこそ、「意味」があることではないのか。


戦後最初の東大総長に就任した政治学者南原繁は、学徒出陣二十周年を記念した論考『戦没学徒の遺産を嗣ぐもの』(1964)の中で、次のように述べている。

昭和二十年四月特攻隊員として沖縄海上で戦死したS君(東大経済学部学生)は日記に記している「……戦の性格が反動であるか知らぬ。ただ義務や責任は課せられたものであると思う。それを課すことのみが我々の目標なのである。全力を尽くしたいと思う。反動であろうとなかろうと、人として最も美しく崇高の努力の中に死に度いと思う」と。
これはおそらく、すべての学徒兵の普通に抱いた感情であったろう。


続けて南原は記す。

……しからば、裡にこのような悩みを持ち、国家とそれが今遂行している戦争の帰趨や運命に気づいていたこれらの学徒兵は、いったい何を支柱に、何のために、あの困苦に耐えて、あのように果敢に戦い、青春の生命を捨てて往ったのであろうか。それはひとえに彼らに課せられた人間としての義務と責任であり、陸軍や海軍のためではなく、祖国…その美しい山河、そこには父母や弟妹たち愛する人々のいる日本のためであった。


大学教師として多くの学徒兵を見送った南原繁は、悔恨とともにその苦悩を綴るのだが、「教え子たちは最期には愛する「何かのために」死んでいった。彼らは決して「無意味」に死んだのではなかった……」と、後付けの「大義」を偽装することで、結果的には国家へと従属した己の罪過を、慰めているように思えてならない。つまり、進歩的知識人であろうと、保守/反動であろうと、根底では石原の思考と共通した戦死者の「意味づけ」を施さざるを得ないのである。

だが、己の死を「義務」づけられた特攻隊員にとっては、生きるか死ぬかの選択肢など無い。戦争末期には「本土決戦」「一億玉砕」が叫ばれ、大衆は「生きる」という選択肢を同じく失った。

あとに残ったのは「何のために死ぬか」という馬鹿げた選択肢のみである。言い換えれば、「何のために殺されるのか」と同義であり、不条理な死にさえも「意味」を求めなければならない無慈悲なる戦争の実体が立ち現れてくる。


最後に石原慎太郎の言説から引用する。

愛する祖国へと迫る戦艦、空母に体当たり攻撃し命を散らしていった若者たちは6000名とも7000名とも言われている。自分の命が未来の日本の礎となることを信じて、「靖国で会おう」という合言葉を胸にしまいながら・・・。


幻想の大儀に「意味」を求める愚者ほど、危険なものはない。



※製作者自ら「若き特攻隊員たちの真実の物語を描いた超感動大作」と自画自賛する映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』の内容については、拙文「特攻」という媚薬に溺れし者(2006.4.6)に於いても言及しました。
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by uts_home | 2007-03-16 23:29 | コラム
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