【政治家にはたっぷりと……】
どひゃ~すまねえ、今回はとんでもなくヤバい時期に重なってしまってるので、記事は短め、内容え~かげん(あ、コリャいつもか)でお送りいたします。
ちなみに今回のお題は「政治(家)とお金」、ボクが提案したものですが、自分で言い出しておきながらこの程度の与太バナシかよッて苦情は、まったく受け付けませんのでそのつもりで(コラコラ)
大体このコラムの一夜目担当は、その後のコラムの方向性を決める役目もあるんですよね。
ヘタに変化球なんか投げちゃうと、あ~こんなカンジでよいのね~って後発のみんなが思っちゃうワケで、つまり例えると「50円玉20枚の謎」の競作で一番手の自分が変化球投げちゃったから、後の投稿者が本格じゃなくってソッチ方面に流れがちになってこまるとボヤいた某ミステリ作家みたいになっちゃ……スンマセン、例えになっていません。寝言です。忘れてくらさい。
さて政治の世界では最近はテロ特措法についての問題が浮上していますが(まったく関心にものぼらないよりはマシなこっちゃね)、ちょっと前まで政治家のお金のハナシで、やたらと賑わっておりましたね。
献金がどーちゃら、領収書がこーちゃらって。
先の参院選でも自公与党が大敗した要因はその問題にあり、しまいには数十万円単位の小さなコトまで重箱の隅をつつくようなハナシになってきて、ボクなんかはちょっと枝葉にこだわりすぎかなって感も否めなかったですね。
かばうワケじゃないですが、中にはホントに事務手続きのミスなんかもあったと思いますし、何よりチェックする機能が充分にはたされていなかったコトが大きな問題じゃないだろうかと考えます。
もちろん違法もたんとあるでしょうけどね。
でもって世間では、やっぱり政治家はお金に汚いって従来のイメェジが、さらに固定されちゃったカンジですね。
でもボクなんかが考えるに、そりゃムリだよって思う。
誰だってやっぱりお金は欲しい。
おのれを律しなきゃならない職種ってのもわかるが、その立場にあってその機会があれば、誰だって誘惑にかられてみたりもする。
問題はなぜそんなマネをするのかってコトですが、お金はいくらあってもまだ欲しいって真理はともかく、本人たちが足りてないって思ってるのも事実ではないでしょうか。
だから立場を利用して、あの手この手で私腹をこやそうとする。
違法行為はもちろん赦されないが、金儲けの才覚があるってコトは、国の政治を任せるのに結構必要な要素じゃないかな?
こんなコト云ったら怒られるかもしれないけれど、多少の余禄と云うかオマケと云うか、そんなモノがあったっていいんじゃないかなと思うのです。
ウマミがなきゃ、誰も政治家なんて大変な仕事にはつかないと思うよ。
要はどこまでが許容範囲内かってコトですが、そりゃまぁボクは常識の範囲内ってトコロではないだろうかと思います。
はい、もちろん常識的な常識ってコトでよろしく。
よく政治家とかは無給で働け、国民のために無私で奉公しろッ!なんて意見もみますが、そりゃあちょいとムチャクチャだよ。
政治家だって霞喰って生きていけるワケじゃなし、日々の生活があるんですって。
海外の政治家にくらべて報酬は高すぎるって意見もよくお目にかかりますが、だからと云って海外の政治化が貧乏してる様子もないし、清廉ってコトもない。
いずこも同じ。
余談ですが「神様が人間に何が必要か訊ねたら、人間はステキな男女、美味いワインや食べ物が欲しいと願った。神様はその願いをかなえてやったが、あいにくとよい政治家を願うのを忘れていた。だからスペインにはよい政治家がいない」なんて逸話がスペインにあるぐらいですから、推して知るべしでしょう。
大切なのは、彼らをじょうずにボクらのために働かせるコトではないでしょうか。
政治家って商売は、その信頼を自分たちでなくしてしまっているってトコロもあるけれど、結構敬意を以ってあつかわれてしかるべきじゃないかなって思うのです。
ネットの世界ではよく政治家たちを、バカだアホだとののしっている傾向はありますが、おそらくそんな批判されている彼らのほとんどは、批判する側より優秀でしょう(……と思いたい)。
そして批判する側がその役目を負ったって、外国のタフな政治家とやりあったり、財政や社会保障の問題に対処したりとか、おそらくやりとげるコトはできないと思います。
何だかんだ云ったって、政治家ってそれぐらい大変な仕事だと思います。
だからボクは安易に彼らをののしるコトはしたくありませんし、むしろガンバレと云いたい。
そして彼らのガンバリを奮起させるためなら、それ相応のモノを渡してやりたいと思うのです。
政治家だってヒトだ。
安い報酬じゃ、やっぱりヤル気はおきません。
しっかり働くには、腹が満たされてなくっちゃいけません。
簡単に云うと、眼の前にニンジンをぶら下げるワケだ。
さて、ならばどれぐらいの報酬が彼らの仕事にふさわしいでしょうか?
政治とはお金のかかるものらしい。
記憶は確かじゃないけれど(いいかげん)、表に出るだけで年間数千万らしいですね。
ならば年間1億か2億……いやいやケチくせぇコト云わずに、いっそ3億円、ど~んとわたしてみてはどうでしょうか ?
政治活動も選挙活動も個人の生活も、みんなその中でやってもらおうじゃないですか。
領収書も公開してもらいたいトコロだけど、これは大盤振る舞いで特別に非公開ってコトでどうだッ!
自分の才覚だよ、自己責任(ほらほら、あんたたちの好きな言葉だよ)だよ。
おおッそりゃ豪気だねぇ、そんじゃま、ありがたくいただきま~す……って政治家諸君ちょいとお待ち、手を引っこめなさいってばさ。
だからそのお金は、タダでやるんじゃないってば。
そんだけ報酬を出そうってんだから、当然ソレに見合うだけの働きはしてもらわなきゃ困る。
法案に賛成、反対の採決はすべてきちっとやってもらって棄権は不可。
仮にその意思表示によって損失が生じた場合(たとえば箱モノ建造によって赤字が増えちゃった時とか)、当然補填の義務を負う。
それにそりゃボクらから信頼をされて与えられてるお金だ。
その信頼を破った場合のペナルティは、覚悟しておいてもらいたいね。
たとえば事務所費の肩代わりを
企業にさせたり、収賄や口利きなんかして有罪になった場合、本人は当然執行猶予なしの懲役刑だね。
それも刑期を厳しくして、最低でも20年とか。
ひひひひ~、辛いよ~60や70をこえてからの懲役刑は。
ちなみに刑期の短縮や恩赦は一切ナシ。
さらに秘書なんかの関係者や、親族3親等ぐらいまでの選挙権と被選挙権の剥奪。
罪は親族にまで及ぶとなったら、コリャ大変だよ(書いてて楽しくなっちゃった)。
報酬はすべて国庫から直接個人にいく仕組みで、党の影響力を排除する。
党にではなく、純粋に国家(つまりは国民)に対しての契約関係だ。
献金も一切廃止。
そうすりゃ口利きも減るだろうし、企業だって献金の分を自己の投資にまわせる。
何かよいコトづくめじゃない?
要は政治家にはたっぷりもらってもらって、その分きっちり仕事してくれよってコトです。
アメとムチですね。
どーだコレで!……なんつって。
さ~て他のコラムニストの方々は、どんな風にこのお題を料理するのかな?楽しみです。