みなさまお元気でいらっしゃいますか?
ゲストの方の掲載が伸びているので、ゲストを飛ばすのは、躊躇するなぁと思いつつ、本日のほうが更新しやすい環境なもので、とりあえずアップいたします。
ゲストの方の日程調整は発掘屋さんにお願いできますよね?
実家ブログのほうでは冬眠中。そろそろ覚めようかと思いつつ、暖かいお布団の中でぐずぐずしている「
そぞろ日記」のmiyauでございます。
さて、今回のテーマは「わが子・孫への手紙」ということで、みなさまそれぞれの未来に当てた手紙を書いてきました。
わが子への慈しみにあふれた手紙、近未来SFのような物語、書き手の苦悩が伝わってくるようなものもありました。個性あふれるブロガーのみなさんの連載コラムも始まってから1年が過ぎようとしています。こうしてリレーされるコラムが何か少しでも世の中を明るく照らす力になっていただろうか。それが、これからどれくらい続いていくのだろうか。どのような変化をしていくのだろうかと、いつも楽しみにしています。
この手紙はまだ会ったことの無い君に宛てて手紙を書くことになったのは、今の私から未来に向けて話しておきたいことが少々あったからだ。たいした内容でもないけれど、今の私の気持ちを素直に書いておこう。そう思って筆を取った。
君は男の子かもしれない。女の子かもしれない。血のつながりがあるかどうかもまだ不明。
そんな未来に生きる君に向けて、まずはこの世に生を受けたことを祝福したいと思う。
君はまだ気づいていないかもしれないけれど、君の事を私を含めて大勢の人が温かく見守っている。
もし、君に辛いことがあったら、決して一人でくよくよしないで、周りの人にお話をしてほしい。
なかには、君をがっかりさせる大人もいるかもしれない。私は君をがっかりさせないように君のお話にじっくりと耳を傾けられる大人でありたいと思うが、もし、そうでない態度をとったなら、この手紙を示して、今の君に対する優しい気持ちを思い出させてくれないか。
君が私の子供になってくれたことに心から感謝している。君はきっとこれからどんどん成長して、変わっていくのだろう。
出会ったときには量手のひらに乗っかるくらい小さい君が、ハイハイしたり、立ったり、するうちに、自転車かごに入るくらいの大きさになって、あっというまに私の身長を越してしまうかもしれない。
泣くことしか出着なかった君が単語を発していたかと思ったら、屁理屈を言えるくらいまで成長していく早さに、私は目を白黒させながら一緒に泣いたり笑ったりできることを楽しんでいるだろう。
たぶん、今まで以上に世の中のことが気にかかるようになっているだろうね。君が大きくなって生きていきやすい世の中であって欲しいという思いが強くなるだろうから。
君が悲しいニュースを目にすることが少しでも少なくなるように、君の目が喜びで輝くことが多くなるように。
世の中を良くしたいっていうのは、単純に悲しみの量を減らせたらいいなと思うから。
幸せになるかどうかは、君次第だ。きっと、その手で幸せをつかむ力を持っているから。
最後に一つだけお願いがある。君が生きているこの世界には、いろいろな人がいる。なかには君を騙そうとする人だっている。
ま、日々四角い箱から垂れ流される嘘の多さに比べたら、そういう人はかわいいものだと私は思っているけれど。
人間は一人では生きていけないから、少しだけ世の中のことにも関心を持って、周りの人との絆を大切に生きていってほしい。
君が大切にしていれば、周りの人も君を大切にしてくれる。人間とは鏡のようなものかもしれないね。
そのことは、君の人生を豊かで実りあるものに感じさせてくれるだろう。
私からのお話はこれだけだ。
未来のまだ見ぬ君に。